整形外科は、運動器を構成するすべての組織(骨、軟骨、筋、靭帯、脊髄、神経など)の疾患や外傷を治療する診療科です。打撲・捻挫・脱臼・骨折などの外傷、肩こり・腰痛・膝痛など日常的によくみられる身体の痛みや違和感を扱います。また、加齢に伴う変形性の骨・関節疾患や骨粗鬆症、関節リウマチ、痛風、運動器の腫瘍・先天性疾患などの診療も行い、その内容は多様です。
診療案内
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整形外科は、運動器を構成するすべての組織(骨、軟骨、筋、靭帯、脊髄、神経など)の疾患や外傷を治療する診療科です。打撲・捻挫・脱臼・骨折などの外傷、肩こり・腰痛・膝痛など日常的によくみられる身体の痛みや違和感を扱います。また、加齢に伴う変形性の骨・関節疾患や骨粗鬆症、関節リウマチ、痛風、運動器の腫瘍・先天性疾患などの診療も行い、その内容は多様です。
脊髄疾患とは、脊椎の中を通る神経の束である脊髄に異常が起こり、手足のしびれや麻痺、歩行障害、排尿・排便障害などの症状が出る病気の総称です。原因や症状によりさまざまなタイプがありますが、脊髄は体の重要な神経の通り道であるため、症状が進むと日常生活に大きな影響を与えることがあります。
側弯症(そくわんしょう)は、原因が不明で背骨(脊柱)が捻じれてしまう病気です。健康な背骨は、前から見るとまっすぐに伸びていますが、側弯症では「S字」や「C字」のようにねじれを伴って弯曲します。成長期のお子様から大人まで幅広くみられる疾患で、特に思春期に発症するケースが多いとされています。背骨の変形が軽い場合は自覚症状が少なく、学校健診などで指摘されて気づくこともあります。
小児整形外科とは、乳児期から思春期のお子様を対象とした整形外科です。子どもは筋肉や骨なども発達途中である子どもは、その発達段階に合わせた治療が必要です。子どもの場合、骨折などが見逃されると成長障害をきたすことがあります。また、軽度の捻挫と思われる状態でも、後に(2〜4年後)後遺障害になることやレントゲンで偶然に骨の腫瘍が見つかることも珍しくありません。お子様が理由もなく足などを痛がる場合には、遠慮なくご相談ください。
リハビリテーション科は、様々な病気や外傷で生じる機能障害を回復し、残存した障害を克服しながら社会復帰を総合的に提供する診療科です。リハビリテーション専門医が診察を行い、理学療法士(PT)であるリハビリテーション専門職が指示に基づき訓練などを行っていきます。範囲は幅広く、切断、骨折、脊髄損傷、運動器・神経・筋疾患、脳血管障害、循環器・呼吸器・腎臓疾患、リウマチ、スポーツ障害など、さらに身体機能障害の予防・回復、フレイル、ロコモティブシンドロームなども加わり、ほぼすべての診療科に関係する疾患・障害が対象となります。
スポーツ整形外科は、スポーツを行う人の外傷や障害のための整形外科です。スポーツ中に受傷する外傷と障害が対象となります。スポーツ専門医の診察で、保存的治療(薬・注射・リハビリなど)と手術的治療の中から、最適な治療方法を選択して、故障や怪我からの競技復帰を図ります。
老化などが原因となって骨の量が減少し、骨がスカスカになり、もろくなって骨折リスクが高くなってしまう疾患です。骨に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量(骨密度)は、20〜30歳頃の若年期をピークに、歳を重ねるとともに減少していきます。この骨密度が減少をきたすことによって骨粗鬆症と言われる状態になり、背骨が身体の重みでつぶれたり、背中が曲がったり、変形による圧迫骨折をきたしたり、ちょっとした転倒で骨折するといった事態を引き起こしがちになります。
ブロック注射とは、痛みの原因となる神経や関節周囲に局所麻酔薬や抗炎症薬を注入して、痛みを和らげる治療法です。腰痛や肩こり、膝の痛み、神経痛など、さまざまな症状に用いられます。注射は、痛みの原因となる神経や関節周囲に直接薬を注入する形で行われます。医師がエコーやレントゲン(X線)を用いて正確な位置を確認しながら行うため、安全性が高く、痛みの軽減効果もより的確に得られます。注射自体は数分で終わることが多く、入院の必要はありません。
当院では、交通事故の診療(自賠責保険・任意保険)に対応しており、交通事故に遭われた方の痛みや怪我、体調不調などの治療を行っています。一般に交通事故による受傷は、瞬時に受ける衝撃が大きく、かつ身構える間もないタイミングで起こるため、通常の怪我とは症状の現れ方が異なることがよくあります。事故直後は特に目立った外傷がなくても、数日経過してから痛みやしびれ、吐き気、頭痛、めまいなどが急に出現し、それが徐々に悪化して慢性化することもあります。
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